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メルマガ配信におすすめな時間と曜日はいつ?開封率アップのコツを大公開

メルマガ配信の成否には配信のタイミングが大きく影響します。顧客がメールを確認するタイミングを捉えることで、開封率だけでなく、読者とのエンゲージメントも向上が期待できます。ここでは、メルマガ配信におすすめの時間と曜日について解説し、開封率を高めるためのコツもご紹介します。

メルマガで配信のタイミングが重要な理由

メルマガの配信では内容の質も大切ですが、それ以上に「いつ配信するか」が結果に大きく影響します。読者がメールを受け取るタイミング次第で開封率や反応が大きく変わるため、適切な配信時間の選定が非常に重要です。なぜメルマガの配信タイミングが重要なのか、その理由について、より詳しく解説します。

メルマガはタイミング次第で開封率が変わる

メルマガの開封率は配信のタイミングで大きく変動します。メルマガが読まれるかどうかは読者がメールをチェックするタイミングに密接に関連しており、多くの場合、配信後すぐ(特に1~2時間以内)に読まれることが多いため、この時間帯をリーチすることが重要です。
ただし、読者の生活パターンや業界によって最適な時間帯は異なるため、ターゲットに合わせた配信タイミングを見極めることが大切です。このタイミングでいかに多くの読者に読んでもらえるかがメルマガの効果を大きく左右します。

配信時間は顧客の行動に影響を与える

配信時間は顧客の行動や購買意欲にも影響を与えます。たとえば、朝の時間帯は仕事や学校の準備で忙しい一方で、昼休みや夕方以降は自由な時間が増え、メールをチェックする機会が増えます。メールが配信されてすぐに開封した場合、その日の行動や購入に直結することもあるでしょう。
逆に、仕事の合間などの不適切な時間に配信された場合、購買意欲や関心が薄れ、開封されない可能性が高まります。

配信時間がブランドの印象にも影響する

適切なタイミングでメルマガを配信することは、単に開封率を上げるだけでなく顧客にブランドの信頼性を印象づける効果もあります。

たとえば、読者が普段メールをチェックする時間に合わせて配信されるメルマガは「タイムリーで価値がある」と認識されやすく、ブランドとの信頼関係が強まります。逆に、読者の都合を無視した配信は迷惑メールと見なされ、ブランドイメージの低下にもつながりかねません。

開封率アップでおすすめの配信時間と曜日は?

メルマガの開封率を最大化するためには配信時間と曜日の選定が極めて重要です。配信時間は読者がメールをチェックする時間帯に合わせることがポイントとなります。また、曜日によってもメルマガを受け取る側の意識や行動が変わるため、相手に応じた配信タイミングを見極めることが大切です。ここでは、仕事用とプライベート用のアドレスで異なる傾向や、一般的に開封率が高いとされる時間帯・曜日について解説します。

仕事用アドレスに適した配信時間

ビジネスパーソンが仕事用アドレスでメルマガを受け取る場合、日中にメールをチェックする機会が多くなります。Benchmark Emailというメールマーケティングツールを提供する企業のデータによると、最もメルマガが開封されやすい時間帯は12時〜15時という傾向があります。この時間帯は昼休みや午後の仕事が落ち着くタイミングであり、メールを確認する時間が取れるため開封率が高くなりやすいのでしょう。
ただし、この時間帯がすべての業界や読者に当てはまるわけではないため、ターゲット層の行動パターンを把握したうえで最適な時間を見極めましょう。たとえば、業務の忙しいタイミングに配信するとメールが埋もれてしまう可能性が高まります。そのため、ターゲットがどのようなスケジュールで動いているかを分析し、適切な配信時間を調整することが大切です。

プライベート用アドレスに適した配信時間

個人のプライベートなメールアドレスの場合、仕事が終わった夜間にメールを確認する人が多いです。先程のデータによると、21時〜23時の間に開封率が高まることがわかっています。就寝前やリラックスしている時間にメールを確認する人が多いということですので、この時間帯に配信することで日中のメールを後回しにしていた読者にも効果的にアプローチできます。
ただし、家庭や個人の予定によってメールチェックのタイミングは異なるため、常に同じ時間帯が最適とは限りません。配信後のデータを分析し、反応が良い時間帯を特定していくことが大切です。

配信に適した曜日の選定

メルマガが最も開封されやすい曜日として、月曜日と金曜日が効果的だというデータがあります。月曜日は週の始まりで、ビジネスパーソンが仕事用アドレスのメールを整理するタイミングです。一方、金曜日は仕事が終わりに近づき、週末に向けて気持ちがリラックスする時間帯でもあり、プライベートなアドレスをチェックする人が増えやすいと言われています。
ただし、この点も同様に、業界やターゲット層によって最適な曜日は異なります。自社の読者層に応じた曜日の選定が必要です。

【ターゲット別】メルマガの配信設定

メルマガの効果を最大化するためには、ターゲットごとに配信設定を最適化することが重要です。BtoBのメルマガでは、相手の業種や役職、ライフスタイルに応じた配信時間や内容を工夫することで開封率や反応率が大きく向上します。ここでは、ビジネスパーソンを中心に、その他のターゲット層にも適した配信設定を解説します。

ビジネスパーソン向けのメルマガ配信設定

ビジネスパーソンは業務時間中に多くのメールを受信するため、メルマガが他のメールに埋もれがちです。そのため、昼休み(12時〜13時)や業務終了後(17時〜19時)といった、比較的メールを確認しやすい時間帯に配信することが効果的です。
また、仕事中に長文のメルマガを読む時間は取りにくいため、内容は短く要点を簡潔にまとめたものが好まれます。読みやすい形式でビジネスに直結する有益な情報を提供することが、開封率と反応率を高めるポイントです。

管理職・役職者向けのメルマガ配信設定

管理職や役職者は意思決定者であることから、特に質の高い情報提供が求められます。これらのターゲットは業務が多忙なため、通常の業務時間中ではなく早朝(7時〜9時)や夜間(18時〜21時)にメールをチェックすることが多い傾向があり、こうした時間帯に調整することで開封率が上がる可能性があります。
また、管理職は要点を短時間で把握できる情報を好むため、データやインサイトを簡潔にまとめ、すぐに役立つ情報を提供することが効果的です。

部門ごとのメルマガ配信設定

BtoB企業では、メルマガの内容を部門ごとにカスタマイズすると非常に効果的です。たとえば、営業部門には顧客事例や販売ノウハウ、マーケティング部門には最新のマーケティングトレンドや技術情報を提供することで、ターゲットに響く内容になります。
また、部門ごとに業務時間が異なる場合があるため、配信タイミングを部門のスケジュールに合わせることも重要です。営業部門には昼休み前後に、経営陣には早朝に配信するなど、それぞれの業務の流れに合わせたタイミングで送りましょう。

メルマガの開封率をアップさせるコツ

メルマガの開封率を高めるには、単に配信のタイミングを工夫するだけでは不十分です。読者の興味を引き、メールを開封してもらうためには、件名の工夫や内容のパーソナライズなどさまざまな要素を考慮しなければなりません。ここでは、開封率をアップさせるために実践したい具体的なコツをいくつか紹介します。

メールの件名を工夫する

メルマガの件名は読者が最初に目にする部分であり、メールを開封するかどうかを大きく左右します。魅力的な件名を作成するためには、短くてインパクトのある言葉を選びましょう。さらに、読者の興味を引くためにパーソナライズを取り入れ、個別にカスタマイズされた件名を使うと効果的です。また、数字を使った件名(例:「3つのポイント」や「期間限定50%オフ」)は、明確で視覚的な効果があり、開封率の向上に役立ちます。

メール内容をパーソナライズする

メールの内容が一般的な情報ではなく、個々に合わせてパーソナライズされていると開封率やエンゲージメント率が高まります。読者の名前や会社名をメール内に含めるだけでなく、過去の購買履歴や興味にもとづいた情報を提供することで、より個別に対応した内容になるでしょう。受信者が「自分に向けられたメッセージだ」と感じられる内容はメールを開封する意欲を引き出します。

送る日時を固定する

メルマガを送る日時を一定に保つと、読者が「いつもこの時間にメールが届く」という予測可能な習慣を作ることができます。決まった時間に配信されるメルマガは読者がメールの届くタイミングを予期できるので開封されやすくなります。また、配信日時を固定することでブランドの信頼感が強化され、読者が定期的にメルマガを開封してくれる確率が高まります。送信時間を一貫して設定し、読者の生活リズムに合わせた配信を心がけましょう。

適切な配信頻度を保つ

メルマガの配信頻度は開封率に大きな影響を与えます。頻度が高すぎると読者にストレスを与えてしまい、開封されずに迷惑メールと見なされるため注意が必要です。一方、配信頻度が低すぎると読者に忘れられてしまうリスクもあります。業界やターゲット層に応じた適切な頻度を見つけるため、週に1回程度から始め、反応を見ながら調整していくとよいでしょう。

自社のメルマガ購読者を分析して最適なタイミングを見つけよう

メルマガ配信におすすめな時間と曜日、開封率アップのコツについて解説しました。読者の行動パターンや配信のタイミングを意識することで、開封率を大きく改善することが可能です。ただし、すべてのターゲットに一律のルールが当てはまるわけではないため、自社のメルマガ購読者のデータをしっかり分析し、最適な時間や配信頻度を見つけることが成功への鍵となります。

オンラインアシスタントサービス「セリーズ(Selly-s)」では、幅広いお客様のメルマガ作成から配信まで経験豊富なスタッフがサポートさせていただいております。メルマガ配信でお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

この記事の投稿者

新井 学(Manabu Arai)
2015年創業のインサイドセールス支援会社、株式会社ビズリンクスの代表。
営業オンラインアシスタント『セリーズ』、リード獲得サービス『リードコンシェル』を運営。 インサイドセールス、マーケティング、クリエイティブと企業成長を支えるビジネスサイドを幅広く支援。
法人営業20年、前職ではワークスアプリケーションズの営業責任者を務めるなどエンタープライズセールスの経験も豊富。
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